以前に「好書好日」というサイトでインタビューをさせていただいた、『しばわんこの和のこころ』が、シリーズ20周年を迎えたとのことで、作者の川浦良枝さんに、絵本雑誌「MOE」2021年6月号で改めてインタビューさせていただきました。川浦さんは、良き日本の美しさを体現している大好きな方です。茶道をしながら和のおもてなしなんていうと、堅苦しいルールがわからずにちょっと敬遠しがちなのですが、しばわんこシリーズは、そうじゃなくて「楽しんでいい」と教えてくれる本。真面目でおちゃめなしばわんこと、自由奔放なみけにゃんこが、お花を活けることや、季節のものを楽しむことを身近に感じさせてくれます。川浦さんのご自宅でお抹茶を入れていただいたとき、雨が降っていたのだけれど、お庭の緑がきれいで、静で、心地よい時間が過ぎていったのが忘れられません。
「和とは穏やかなこと、仲良くすること、ほど良く整うこと」
いまの人たちに大事な教えのように思います。
仕事でいろいろな人に会うと、はっと気づかされることが多いですね。梅雨はジメジメしていやだいやだ、夏は暑くていやだいやだ、なんて思うよりも、先人の知恵でいかに楽しさを見出すかという考え方はすごく大事だなと思いました。
新刊の『しばわんこの和のおもてなし』(月刊MOEのtwitterより)
大人が読んでもためになることがいっぱいです。月ごとにページを飾っておきたい!と思いました。
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