父の日に向けて、板橋雅弘さんのプロレスの絵本を紹介しました。
板橋さんは『BOYS BE…』などの漫画の原作をされた方で、児童書もたくさん書かれているのですが、とにかく「プ・ロ・レ・スが大好き!」というのが全面に伝わる取材に。またプロレス好きの担当編集・岩崎書店の堀内さんと二人だったものだから「〇〇選手の売れなかった時代…」「あの暗黒時代から新日本プロレスは本当に頑張って…」と、とても熱く語っていただき、目頭が熱くなりました(笑)。すごく応援したい気持ちが伝わってきましたね。
お話はプロレスの悪役(ヒール)のパパのお話。はたから見ると、みんなに認められない仕事なのです。子どもにちょっと隠したい仕事。正義の味方にやられるかっこよくないお父さん。
いまでこそ蝶野正洋さんや内藤哲也さんのようにヒールに人気が出ていますが、当時はお客さんからの扱いもひどかったそう。
プロレスだけでなく、大人の事情で仕事をしていると、心身共にボロボロになることがあります。子どもに胸を張れることばかりじゃない。そんな哀愁溢れるお父さんを描きたかったと板橋さんは言っていました。
お父さんの読み聞かせに人気の絵本ですが、読み聞かせ会ではお父さんが泣いちゃうこともあるんだそうです。
絵本をつくった当時と時代背景も変わり、10年たったからこそ語れるお話もありますね、と話していました。
シリーズ3冊あり、映画化もされています。
6月16日(日)は父の日。
【好書好日】板橋雅弘さんの絵本「パパのしごとはわるものです」 わるものレスラーのパパはかっこいい!? 頑張る姿、伝えたい
https://book.asahi.com/article/15290935
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