福音館書店の「母の友」編集長の伊藤さんに、70周年記念の童話集『こどもに聞かせる一日一話』についてお話を聞きました。絵本化されていない「ぐりとぐら」や「だるまちゃん」、初期の「ばばばあちゃん」、「ぐるんぱ」のその後のお話など、豪華なラインナップ。あのお話もここから始まったんだなあと思うと、感慨深いです。
幼児期に絵本を読んだ後、お子さんに童話を読み聞かせしたという人は少ないかもしれません。でも、福音館書店の昔からある童話って、すっごくおもしろいんですよ。この本ではたとえば、ねずみのお母さんが夜に読み聞かせを始めるお話があって、眠くなる本っていう題名だから読み始めたらお母さんがぐー。仕方ないから上の子が読み始めたらぐー。続きが読みたい下の子も読み始めたらぐー。と、全員寝てしまいました、おしまい!といったふう。教訓なんてなくて、子どもも大好きなお話がいっぱいです。こういうお話をたくさんしてもらった子は、お話や本が大好きになるんだろうなあと感じました。
朝日新聞社「好書好日」インタビュー
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