【絵本トーク】絵本専門士ユニットはっちぽっちとして、絵本トーク&読み聞かせステージ出演<まんなかフェス>

川崎での大規模な親子イベント「まんなかフェス2022」に、2022年9月22日、絵本専門士ユニット「はっちぽっち」として出演させていただきました。

アナウンサーでベビーサイン講師の大西友子さん、言語聴覚士の圓山哲哉さん、編集ライターで音楽教室講師の日下淳子の3人の絵本専門士が出演し、せっかく「ことば」の専門家が集まったので、ことばの話せないあかちゃんでも絵本ってこんなに楽しめる!ということをお話しようということになりました。

ステージでは、絵本の読み聞かせに合わせて、大西さんがベビーサインを実演。圓山さんが言語聴覚士の立場から、ことばの発達についてのお話をしてくれました。絵本のところどころにベビーサインを入れて「これ、えほんとおんなじ!」「えほん、よんで!」とまだ発音できないあかちゃんとも、コミュニケーションをとれる喜びをお伝えしました。また、今回の内容とメッセージをまとめたZINE(小冊子)を会場の皆さんに配布し、お持ち帰りいただきました。

 『たまごのあかちゃん』(福音館書店)の読み聞かせでは、客席のお子さんから「もう一回読んでー!」とリクエストがあって、嬉しかったです。『わにさんどきっ はいしゃさんどきっ』(偕成社)は2人で読み聞かせして、圓山さんの迫真のはいしゃさんセリフにみんなで笑ってしまいました。

実行委員長の平松あずさ先生と

 この3人のユニットでやるのははじめてですが、改めて専門家が組んでステージをするおもしろさを実感しました。絵本専門士というのは、独立行政法人 国立青少年教育振興機構が運営している資格で、講師に絵本作家や出版社、書店、著作権情報センター、文科省の方までお呼びして、1年間かけて勉強するものです。そのため、打ち合わせをしているときも、「いろいろお話するけれど、最後にはやっぱりお母さんが家庭で読んでくれるのが一番で、読み方に正解はないんだよとお話したい」と、その場が楽しかっただけでは終わらない、その先の話をすごくしました。

 今回、読み聞かせの許諾を取ったとき、某出版社に「この絵本はお母さんのお膝で一緒に読んでほしい本だから、大勢の場で読み聞かせをしないでほしい」と言われた1冊がありました。「ああ、だからこんなに小さな版型の本なんだ」と納得して、読み聞かせを断られたというのに、その心意気に3人で感心してしまいました。そういう作家さんや出版社の気持ちも大切にしたいよね、と、本番でも読まずに「お母さんのお膝で読んでほしい本」としてご紹介だけさせていただきました。

その後は、音の教室カリヨンのメンバーとして、あそびうた作家・福田翔さんと一緒に親子コンサートにも出演。お客さんもたくさん来てくれて、盛り上がりました!!

 天候が心配されている平日で、人が来てくれるかなあとドキドキしていましたが、お子さん連れで集まってくれて嬉しかったです。ステージを見た人からもお声がけいただき、新しいイベントと繋がっていきそうな予感。みなさん、本当にありがとうございました!

Junko Kusaka WORKS 編集と音楽と絵本の仕事

子どもたちを笑顔にしてあげられることはなんだろう。 長く出版業に勤め、音楽教室講師や保育士を経験してきた私ができることは、子どもやママたちが知りたいことをわかりやすくまとめて、世に出すことでした。大好きな絵本を通して、音楽を通して、WEB、雑誌や書籍を通して、家族が元気になれるように力添えできればと思っています。

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