絵本専門士になってから、はじめての講師依頼。デザイナーさん、イラストレーターさんと一緒に、編集者と絵本専門士として、市民講座の「はじめての絵本づくり応援講座」を開きました。
市民講座とはいえ、募集開始数分で満席、40人ものキャンセル待ち。かなり熱量の高い方々ばかりだったのですが、みなさん、仕上がりが素晴らしい!!もう本当に、アドバイスなんておこがましいぐらい、アイデアが溢れていて、想いが溢れていて、どれもあたたかくて。「絵が描けないから」なんて、呪縛でしかないなと思いました。
中には30年前から絵本を作りたいと思っていたけれどずっと実現しそびれていた方もいて、必要なことはきっかけと仲間だったのかもしれませんね。
きっと私たちの講座は大変だったと思うのです。自分が何を作りたいのか向き合わないといけない部分もあったし、締め切りがあって宿題に追われた方もいたと思います。
だけど、生活に追われる中、この絵本を描ける時間が幸せだった、大人になってこんなに夢中になれることはなかった、と言ってくださる方がいて、じーんとしました。
平日の午前中、一般の方向けにこういう講座ができたこと、本当によかったなと思います。
すごくクリエイティブな発想があるのに形にする時間もなくて、子育て真っ最中だったり、介護中だったり、達成感が感じられず疲れてしまうこともあるのでしょう。
そんなときに絵本作りが、日々の刺激や潤いになってくれたのなら嬉しいなと思いました。
それに子どもや親にかける思いが本という形で残ることで、こんなに愛してもらってたんだと気づくきっかけにもなったら幸せですね。
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