ベストセラーとなっているこの本は、絵本専門士の講座で黒井健さんにご紹介いただいてから気になっていました。にしもとさんが原作を作り、黒井さんが絵を描いた、とてもやわらかくて優しい雰囲気の絵本です。多忙なにしもとさんのご自宅で取材させていただきました。
お医者さんも無事生まれてくるのは難しいと考えていた超難産で、それでも自分たちの元に生まれてきてくれた息子さんから生まれたお話。本当に愛が詰まっている絵本です。ご自宅には奥様もご子息もいらして、とても素敵な家族にほのぼのした気持ちになりました。
実はインタビュー記事の最後に、奥様のコメントを入れるのは、ずいぶん迷いました。記事の構成としては異例ですし、著者のことばでもありません。
でもきっと親としてこの本に向き合ったとき、この言葉にハッとさせられる部分は多いだろうなと思いました。何年も育児をしていると、どんどん子どもに対する期待は高まってしまうもの。それでも、無事生まれてきてくれただけで100点満点なんだと、改めて思い返させてくれる大切なきっかけなのだと思います。そんな絵本と出会わせていただけて、嬉しかったです。
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